EC-CUBEのカスタマイズ、ネットショップ制作メモ

主にEC-CUBEを利用したネットショップの制作、カスタマイズや独自機能の開発について

concrete5日本語デモサイトをバージョンアップ!

素晴らしいCMSconcrete5の新しい日本語版がUsagi Projectさんからリリースされたので、concrete5のデモサイトを5.3.1jaにバージョンアップしました。

大失敗

既にローカル環境で一度アップグレードしていたので、DBだけバックアップを取ってアップグレードを開始したのですが、誤って別のディレクトリにファイルをアップして大変な事になってしまいました。

concrete5ディレクトリ構成は下記の様になっています。


/
|-blocks/
|-concrete/←ここのファイルを更新しないといけない
|-config/
|-controllers/
|-css/
|-elements/
|-files/
|-helpers/
|-jobs/
|-js/
|-langages/
|-libraries/
|-mail/
|-modeles/
|-packages/
|-single_pages/
|-themes/
|-tools/
この「concrete」ディレクトリ内のファイルを更新しないといけないのですが、この「concrete」内のディレクトリ構成が↓になっているので、

concrete/
|-blocks/
|-config/
|-controllers/
|-css/
|-elements/
|-flash/
|-helpers/
|-images/
|-jobs/
|-js/
|-libraries/
|-mail/
|-modeles/
|-packages/
|-single_pages/
|-startup/
|-themes/
|-tools/
誤ってルートディレクトリの中身を「concrete」ディレクトリ内のファイルで上書きしてしまいました。

一つ一つのファイルを削除するのが面倒だったので、[/concrete/][/config/]ディレクトリ以外を消してしまいました。

コレがいけなかった!
「またアップロードすれば良いや」と思っていたのですが、[/files/]にはキャッシュファイルや管理画面からアップロードしたファイルがあり、[/packeges/]には公式サイトからダウンロードした追加ブロックのファイルなどがあった為、アップデート出来なくなってしまいました。

管理画面にアクセスしても真っ白、アップグレード用のURLにアクセスしても
「アップデート中にエラーが発生しました○○ブロックが見つかりません」というエラーメッセージが出てしまい、サイトが閲覧できなくなってしまいました。

仕方が無いので、公式サイトからインストールしたブロックのファイルを手動でダウンロードして解凍、[/packeges/]ディレクトリに置き、何とかアップグレードは完了しました。

アクセスしても画面真っ白

アップグレードは完了したにも係わらず、サイトにアクセスしても画面は真っ白のままです。
管理画面にアクセスしようとしても、ログイン画面は表示されるもののログインボタンを押すと
「adodbのキャッシュを書き込めません」みたいなエラーが出てログインできません。

色々ソースやエラーを追っかけた結果、[/files/cache/]配下にadodbのキャッシュを置く様だったので、消してしまった[/files/cache/]を手動で作成。
何とか管理画面にログイン出来る様になり、フロントページも表示される様になりました。

キャッシュを有効にすると画面真っ白

一通りチェックし、消してしまった画像ファイルやアップロードしたファイルを再アップロードして、正常に動作している様に見えたので、キャッシュを削除し、有効にしたら、フロントページのみ真っ白(500)になってしまいました。

またまたログを見たり、キャッシュファイルを見てみたりと色々悪戦苦闘した結果、どうやらフロントページに設置したAddthisブロックのキャッシュがおかしくなっていました。

一旦キャッシュを無効にし、Addthisブロックを管理画面から削除して再度公式サイトからインストールしようとしたのですが、今度は公式サイトからインストール出来なくなってしましたました。

ブロックがインストール出来ない

試しにまだインストールした事の無いブロックを公式サイトからインストールしてみたところ、問題なくインストールできましたが、何故かAddthisブロックだけインストールできません。
サーバーのファイルを見てみると、管理画面上では削除したものの、ファイル自体は残っていて、削除されていないと判断されたみたいです。

なのでサーバー上のAddthisブロックのファイルを全て削除し、再度公式サイトからのインストールを試みましたが、今度は「Addthisブロックが無いよ」とエラーが出やがります。
コリャDBだと思い、DBのAddthisのレコードを削除し、再度キャッシュを削除してAddthisブロックのインストールを試みたところ、今度は問題なくインストールでき、キャッシュを有効にしても問題なくフロントページも表示されました。

今回のまとめ「自業自得でも乗り越えて強くなる」

今回の騒動のおかげで、concrete5のブロックのインストールの仕組みや、キャッシュの仕組みなどを詳しく知ることが出来、大変勉強になりましたぞコンチクショー!!
concrete5のキャッシュはちょっと危なそうだぞー!!