EC-CUBEのカスタマイズ、ネットショップ制作メモ

主にEC-CUBEを利用したネットショップの制作、カスタマイズや独自機能の開発について

セカイカメラの今後について勝手に考えてみた。

EC-CUBEとはまったく関係のないエントリーです。EC-CUBEの情報をお求めの方は読み飛ばしてください。

巷で話題のセカイカメラみなさん体験されましたか?
僕は久々に興奮しました。素直に「スゴい!」と思いましたが、「何故日本の携帯では今までこういうアプリが出なかったのだろう?」とも考えました。
ある意味世界一モバイル環境が進んでいる日本なのに、海外製の端末(iPhone)が出て初めてこういうアプリが出た事が、日本人としてすこし悔しい気がします。*1


まだ始まったばかりで、今後どうなっていくかわかりません。正直セカンドライフの二の舞になりそうだな〜、と個人的には思っています。
が、なって欲しくない!とも強く思います。


一般公開後いきなりサーバがコケてましたが、なんと4日間で10万ダウンロードを超えたそうです。いったい平均的なアクティブユーザの数はどんだけなんでしょうね。
このセカイカメラがどんどん普及していった未来について、勝手に思った事を書いてみます。*2

サービス運営が大変

まず、開発、サービス運営元の頓智ドット株式会社(とんちどっと)は、僕が知る限り社員数名の少数精鋭のベンチャーです。
今の勢いでユーザが増えていくと、あっと言う間に数十万ユーザになってしまいます。
セカイカメラエアタグは、twitterのつぶやき並みに気軽に追加出来てしまいます。そして付けたエアタグは、ユーザみんなが見る事が出来てしまいます。
いずれ町中がエアタグだらけになってしまいます。

不適切なエアタグの削除

中には心ない中傷など、他の人が気分を悪くするエアタグを付けるユーザも出てくるでしょう。
「この店最悪!」とか
また、個人情報の流出も危惧されます。
「2-Bの山田ん家」とか玄関に張られたら大変です。*3
簡単に「便所の落書き」の様になってしまう事も予想出来ます。


セカイカメラはビジネスモデルとしてエア看板(企業広告のエアタグ)を考えている様ですが、広告料を払わなくても、広告みたいなエアタグや画像を張る事が出来てしまいます。
一昔前に問題になった「立ち看板」*4みたいな事が出来てしまいます。


こういった恐れがあるので、必然的にサービス運営側は不適切なエアタグの削除作業に忙殺されます。
それはユーザ数が増えれば増えるほど負担が大きくなり、とても運営側では対応出来なくなるので、Wikipediaみたいな「掃除人」がその内出てくるのではないでしょうか?。

ステキな未来もタップリ

色々な問題点も予想(妄想)出来ますが、ステキな未来の妄想も膨らみます。

町中で個展

町中の道路や公園に、まるで空中画廊の様に自分の作品の画像を展示する事も出来ます。
公共の壁にスプレーで絵を描く事は違法ですが、セカイカメラで画像を張るのは違法ではありません。いろんなアートの展示ができます。

さびれた商店街の活性化

一見さびれた商店街でも、「セカイカメラで見ると別世界」なんて事も出来ます。

思い出の記録

「残して良いのは足跡だけ、とって良いのは写真だけ」と言いますが、「旅の記念にエアタグを残す」ことも出来ちゃいます。



上記以外にも様々な予測が出来ますが、是非、「便所の落書き」ではなく「ステキな未来」に発展して欲しいです。

*1:作ったのは日本人なので、まぁ、良いんですが・・・

*2:超個人的な感想と妄想です。鵜呑み厳禁

*3:表札という物があるのでアレですが

*4:無許可で電信柱に貼付けてある、テレクラとかの看板のアレです