Google ショッピング beta 登場! EC-CUBEの商品情報フィードをGoogleショッピング用に吐いてみる。
10月28日、GoogleよりGoogle ショッピングの日本語betaがリリースされました。

今現在では直接的な売上げに対する効果はまだ未知数ですが、SEOや、今後の事を考えると取り入れた方が良さそうです。
Googleショッピングに自分のショップの商品を登録する方法は、商品情報のテキストファイルか、xml(rss)をgoogleに手動でアップデートするか、WEB上に公開してgoogleさんに取りにきてもらいます。*2
googleさんに取りに来てもらう場合、自動で取りに来るスケジュールを設定できるので、らくちんになります。
そこで、EC-CUBEの商品情報をrssで吐いて登録してみました。
実はEC-CUBEには商品情報のRSS機能が元々ある。
実は、EC-CUBEには元々商品情報のRSSを出力する機能があります。
EC-CUBEのショップをお持ちの方は
http://[ショップのURL]/rss/product.php
にアクセスしてみてください。
何か変な形式のxmlが取得できます。
クロスキューブのEC-CUBEデモサイトの場合だと
http://eccube-customize.xross-cube.com/rss/product.php
になります。
これは、元々開発元の方で、実際に公開されているEC-CUBEを使ったショップで、どれくらいの商品が公開されているかを集計する為に作られた様です。
ただ、サイト運営者にとってはまったく用途の無い機能です。
今回、この機能がやっと日の目を見る時が来ました。
基本的な機能はこの商品情報xml出力機能にあるので、あとはちょっと表示形式をgoogleさんに合わせれば、Googleショッピング用のrss出力が可能になります。
Googleショッピングの商品情報フィードの形式
googleショッピングのフィード形式はRSS 2.0およびAtom 1.0で、以下の様な感じです。
<?xml version="1.0"?> <rss version="2.0" xmlns:g="http://base.google.com/ns/1.0"> <channel> <title>The name of your data feed</title> <link>http://www.example.com</link> <description>コンテンツの説明</description> <item> <title>赤いウールのセーター</title> <link> http://www.example.com/item1-info-page.html</link> <description>寒い冬の夜におすすめの、柔らかく着心地の良い、暖かいセーターです。</description> <g:image_link>http://www.example.com/image1.jpg</g:image_link> <g:price>2500</g:price> <g:condition>新品</g:condition> <g:id>1a</g:id> </item> </channel> </rss>
<?xml version="1.0"?> <rss version="2.0" xmlns:g="http://base.google.com/ns/1.0">
は、おまじないなので、必ず書かないといけません。
<channel> ... </channel>
の部分がメインの情報が格納されていて、
<item> ... </item>
の部分が個々のアイテム情報になります。
<channel>直下の<title><link><description>は、それぞれショップに関する情報です。
ショップ名、SITE_URL、ショップ説明といったところでしょうか。
<item>の商品情報での必須項目は、
- id [id]
- 商品名 [title]
- 商品リンク [link]
- 価格 [price]
- 商品説明 [description]
- 状態 [condition]
になります。
idはEC-CUBEのproduct_idです。
商品リンクはフルパスで、商品詳細ページへのURLとなります。
通常のEC-CUBEであれば、
http://[ショップのURL]/products/detail.php?product_id=[product_id]
になると思います。
価格はその商品の税込価格です。
商品説明は1000文字まで送信可能との事なので、EC-CUBEの詳細メインコメントにしておいた方が良さそうです。
状態は新品か、中古かのフラグです。
新品なら「new」、中古なら「used」とします。
必須項目以外にも多くの商品情報を追加する事が出来ます。
可能であれば出来る限りの情報を掲載した方が良いと思います。
追加で送信出来る情報は、
- GTIN [gtin]
- ブランド [brand]
- 製品番号 [mpn]
- 商品画像リンク [image_link]
- 商品カテゴリ [product_type]
- 在庫状況 [availability]
- 在庫数 [quantity]
- 送料 [shipping]
- 税金 [tax]
- 仕様 [feature]
- オンライン限定 [online_only]
- 製造者 [manufacturer]
- 有効期限 [expiration_date]
- 搬送重量 [shipping_weight]
- ジャンル [genre]
- 目玉商品 [featured_product]
- 色 [color]
- サイズ [size]
- 製造年 [year]
- 著者 [author]
- 版 [edition]
があります。
どういう商品かによってどの項目を使うかは変わってきますが、GTIN(JAN)、商品画像リンク、商品カテゴリ、在庫状況は出力した方が良さそうです。
特に商品カテゴリに関しては、EC-CUBE同様に複数カテゴリの指定が出来るので、出力した方がよさそうです。*3
実際の出力結果については
http://eccube-customize.xross-cube.com/rss/product.php
を見てみて下さい。
今現在では、Googleショッピングの有効性は未知数です。
また、詳細な商品情報を標準的な形式で表示される事によって、競合店に自店の商品情報を抜かれやすくもなりますので、デメリットもあります。
ある程度、認知度が上がって、利用ユーザが増えてから導入しても良いですし、新しい集客ルートとしていち早く導入してみるのも良いと思います。
クロスキューブでは、ECサイトの構築に関する情報だけでなく、構築後の運営まで考えたサービスを提供しており、日々こういったECサイト運営に関する情報も集めております。
また、構築後の運営サービスも承っておりますので、ご興味があれば是非コチラからお問い合わせください。
*1:Googleが運営する無料の価格ドットコムの様な感じでしょうか
*2:詳細はコチラ: http://www.google.com/support/merchants/bin/answer.py?answer=188478&hl=jp
*3:商品詳細ページの関連カテゴリ表示処理を使うと簡単です