ショッピングサイト(ネットショップ)の大切な事。
昨今のECサイトでは、「この商品を買った人はこんな商品も買ってます」みたいなレコメンドと言われる機能や、ユーザーレビューなどに注目が集まりがちですが、もっと大切な事があります。
商品検索と絞込み
ほとんどのお客様はショッピングサイトにお買い物(または下見)に来ています。
実店舗でのショッピングに置き換えるとわかり易いのですが、お店を見に行くとき何を見にいきますか?
「商品」ですよね。
お店の中での他のお客様の立ち話や、店員のセールストークよりも商品をよく見る事を重要視している方が多数派だと思います。
洋服で言えば手にとって肌さわりを確かめてみたり、体にあてて鏡でチェックしてみたりしますよね。
無論、値段もチェックするはずです。
また、目に付く(探し易い)ところにある商品はついつい見てしまいます。
これはショッピングサイトにも言える事だと思います。
つまり、ショッピングサイトでもお客様は「商品を検索しに来ている」のです。
お客様が見るのは検索結果の3行目まで
多くのお客様はまず商品カテゴリで検索します。
でも、ほとんどのお客様は検索結果の3行目くらいまでしか見ません。
3行目までに気に入った(探している)商品が無いと別の検索結果を絞り込もうとします。
この「商品の検索」という作業は、楽しい作業ですが、ショッピングサイト(ネットショップ)での、お客様が感じるストレスの大半を生み出しています。
多分、ショッピングサイトで買い物をする際に、商品検索にストレスを感じた事が無い人はかなり少数派だと思います。
そのため商品の絞込みの際に、お客様に対してどれだけ有効な絞込み条件を提供できるかで、コンバージョン率(ショップの売上げ)が大きく変わってきます。
様々な商品の絞込み方法
インタラクティブ検索
この商品検索結果の絞込みに有効な機能の一つに、「インタラクティブ検索」という物があります。
javascript等を使い、ほぼリアルタイムで検索結果を絞り込みます。
文字を入力する度にリアルタイムで検索結果が絞り込まれていくので、サーバーのレスポンスを待つ必要がありません。
ただ絞込み対象があまりに多いと動作が重くなってしまい逆効果になる為、注意が必要です。
あいまい(ゆらぎ)検索
「ドラえもん」「どらえもん」「ドラエモン」など、ある程度の誤入力を考慮して検索してくれる機能です。
また、キーワードの近似値を算出して「もしかして・・・」と候補を表示してくれるものもあります。
両方とも可能な限り検索結果を0にする事で、検索結果ページからの離脱率を低下させます。
この様にユーザーの事を考え、最適な検索ツールをショッピングサイトに実装する事は、売上げを上げる為には重要な施策になります。
ここに紹介した物以外にも「似た色検索」など様々な方法があります。自社のサイトに適したものを是非お試しください。